イギリス ロンドン 街全体が織りなす建築の多様性

今回はアジアを飛び出し、ヨーロッパの美しい街や村を紹介します。まずはイギリス ロンドンから。


ロンドンには、ビッグベンやロンドン搭、タワーブリッジ、バッキンガム宮殿、大英博物館など単体の観光名所が数多く存在しますが、これらはガイドブックに委ねるとして、ここでは、街全体が織りなす建築の多様性という魅力を紹介します。異なる時代と様式の建物が見事に共存する、ロンドンの壮麗な建築群の中に自分を置き、ただ通りを歩くだけで、時代を超える旅をしているような感覚を味わえますよ。

ロンドンの中心部には、ヴィクトリア朝やジョージアン様式の優雅な建物が連なり、見事なスカイラインを形成しています。明治末期から昭和初期にかけて、東京駅から皇居に至る丸の内界隈には、いくつかの統一された西洋建築があって「一丁ロンドン」と呼ばれたそうですが、まさに、その本家本元の建物群が何マイルも続く感じです。

ウェストミンスター寺院やセント・ポール大聖堂では、ゴシック様式やバロック様式の荘厳な装飾が圧倒的な存在感を放ち、当時の職人たちの建築技術の高さを伝えています。

また、白い漆喰のファサードと整然と並ぶ窓が美しいメイフェアやベイズウォーターの住宅街を歩けば、18〜19世紀の上流階級の暮らしぶりが今も息づいているように感じられます。

そして、その建築群と見事にマッチしているのが、ダブルデッカー(二階建てバス)とブラックキャブ(ロンドンタクシー)。いずれも洗練されたスタイルにモデルチェンジされていますが、それぞれの伝統色(赤と黒)は健全で、ロンドンの道を熟知しているドライバーと共に、ロンドン観光の魅力を高めています。

特にお勧めは、二階建てバスの最前列の席からロンドンの街並みを眺めること。冬でも寒くないし、物価の高いロンドンでも、バスは初乗り1.75ポンド、1日上限5.25ポンドで、一旦バスを降りても、1時間以内に次のバスに乗れば無料ですよ。(2025年9月現在)

ロンドンを訪れたら、有名な観光スポットを巡るだけでなく、ぜひゆっくりと街を歩いてみてください。ロンドンは、時代の層を重ねて進化し続ける、生きた建築の博物館。古い石畳を踏みしめながら、ヴィクトリア様式の装飾やモダニズム建築の直線美を眺める時間こそが、この街の本質を味わう旅となるでしょう。

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