この記事はFBページに2024年5月にアップした「タイのオススメ観光スポット第20弾バーンパイン宮殿 พระราชวังบางปะอิน」の記事の転載です。
バーンパイン宮殿は、たいていのガイドブックに載っている有名な観光地ですが、今回、アイサワン ティパアート王座 พระที่นั่งไอศวรรย์ทิพยอาสน์(バーンパイン宮殿で唯一のタイ様式の建物)の修復が終わり、全ての建物が見れるようになったので、あらためて紹介しておきます。
歴代のタイ王朝の中で、最も長く続いたのがアユタヤ王朝(1351-1767年)ですが、その間何度もビルマに侵攻され、占領された歴史があります。バーンパイン宮殿は、初めアユタヤ王朝24代目のプラサート トーン王が建てた宮殿ですが、この時あったのは、このアイサワン ティパアート王座のみだったそうです。その後1765年のビルマ侵攻を受け1767年にアユタヤ王朝は滅亡、バーンパイン宮殿も約1世紀にわたり荒廃しますが、現王朝であるチャクリ王朝の4代目モンクット王により再興され、5代目チュラロンコン王によって今の姿に造り上げられました。
宮殿内の建物は、タイ様式のアイサワン ティパアート王座、中国様式のウェハート チャムルン王座พระที่นั่งเวหาศจำรูญ以外は全て西洋様式が取り入れられていますが、この2人の王が、優れた外交手腕で欧州列強との国交確立を成し遂げ、タイが東南アジアで唯一、植民地支配を免れたことにも無関係ではないような気がします。
入り口を入ってすぐ左側、菩提樹の下にあるホーヘム モンティエン テワラートหอเหมมณเฑียรเทวราชは、チュラロンコン王がプラサート トーン王に捧げるために建てたクメール様式のプラン(仏塔)で、この場所で黄金のミニチュアプランが見つかったことに由来しているそうです。
また、中国様式のウェハート チャムルン王座の対岸には、5つの西洋的な住宅が並んで建てられており、ちょっとだけアメリカの住宅地のような雰囲気でした。
バーンパイン宮殿見学は、年中無休8:00〜16:00、入場料は外国人100バーツ、タイ人30バーツです。王室の施設なので袖なし、短パンでは入場できません。
広さは46エーカー(186千㎡)あるので、歩いて廻ると、外から見るだけでも暑い中タップリ1時間はかかります。体調次第でゴルフカートのレンタルをおすすめします。










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